沖縄には3度ほど行ったことがあります。
最後に沖縄に行ったのは東日本大震災の年。
当時、宿泊のWEB予約の部署にいた私は、会社のPCで沖縄の情報を調べていたところ、あまりに沖縄の空と海(の写真)が眩しく見えて、気づけば飛行機とホテルの予約をしていました。
きっと、TVや新聞による連日の報道を見て現実逃避をしたかったのでしょう。
あれから10年…
このコロナ禍で旅行もままならない中、船橋で沖縄料理を楽しめるお店を偶然発見しました。
先日、サンライズレストランに訪問した際に、近くに沖縄屋台村の看板があったのを発見したのです。
その場で訪問リストに入れ、行く機会をうかがっておりました。
船橋駅から徒歩5分ほど。サンライズレストランを左手に見てそのまま少し歩くと左手に『沖縄屋台村めんそーれ』の看板が見えてきます。

早速、入店。時刻は12時半。
店内はゆったりとした沖縄の音楽が流れ、随所に朱色が配色された内観で、沖縄の雰囲気を演出しています。
席に着くとテーブルクロスのあざやかな模様が目に入り、さらに南国を感じさせてくれます。
着席後すぐにボトルとグラス、おしぼりが運ばれてきました。
ボトルでお水が提供されるのって嬉しいですよね

「よーし、目と舌で沖縄トリップを楽しむかな」と、メニューを手に取ると…
”スパイスカレー”の文字が目に飛び込んできました。
沖縄料理店でスパイスカレーか…
そういえば、10年前の沖縄で石垣島の島田紳助が経営するカフェのカレーを食べたなー、と思い出しつつ、気持ちはソーキそば等の沖縄料理でしたが、無類のカレー好きとしては、ここはスパイスカレー、一択。

待つこと7、8分。
スパイスカレーが運ばれてきました。
カレーとライス、サラダが一皿に盛られて、スープも付いてきました。
まずはスープから。スープの中にはゴーヤ、玉ねぎ、にんじんが入っています。ゴーヤ好きなんですよね〜。ゴーヤの苦味が良い意味でアクセントになっております。
スープで空腹感が増したところでカレーに手を伸ばしました。
まずは、ルーを一口。
「う、うまいっ」
マトンと牛すじを煮込んだカレーはスパイスが効いており、最初にピリッと辛さがその後にほんのり甘さが追いかけてきます。味の時間差攻撃です。
添えられたサラダも酸味が効いたドレッシングでカレーとよく合います。パクチー入りなのも個人的に嬉しいポイントですね。
ルーとライス、サラダ、スープが生み出す正のスパイラルであっという間に完食。
スパイスによってほんのりかいた汗に、外からの風があたり、美味しいものを食べた満足感と相まって、なんとも心地が良い…

ランチでコーヒー付きって嬉しいですよね。会社員時代、食後のコーヒーが提供されるお店を優先的に訪問していたことを思い出します
コーヒーをゆっくりと味わった後、お会計へ。これで税込800円はかなりお得だと思います。
お店の方に聞いたところ、以前は沖縄でお店を経営されており、一昨年から船橋で営業されているとのこと。
「沖縄料理のお店でカレーって珍しいですね」
「カレーはお好きですか?」
「大好きです!」
「みなさんが好きなカレーをランチで提供したくて」
なるほど。
また、沖縄ではイタリア料理を提供されていたとのこと。
しっかりとした料理技術に裏打ちされたカレーだったのですね。納得です。
「また、来ます!」とお伝えし、お土産にいただいたちんすこうをバックにしまい、お店を後にしました。
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